2018/12/24 米国市場雑感

S&P500週足

S&P500は-2.71%の2351.10。

10日連続の陰線で日足が役立たず。 クリスマスの半ドンを狙った売り仕掛けと見れなくもないが、こうも連日下げられると判断つかない。

米国が朝になるとプレマーケットで大きく売りが入り、その流れのまま窓を開けて2400ギリギリからの寄付。2367をつけてから一時2400を超えてリバウンドする場面もあったが、前日安値付近がレジスタンスとなり及ばず。下げ幅を拡大し引けは強く売られた。時間外では2350を割り2330台まで売り込まれている。

次のサポートは2322であり、その直下2320-2300付近には2011年から続くトレンドラインがある。ここを破られると、月足ダブルトップの下値目標2100が視野に入ってくる。

今米国市場に起こっていることが、減税で生まれた他国とのギャップの埋め合わせだとすると、あと10%程度は下げ幅があるように思われる。この下げ幅10%と2100はなかなか収まりがよい。

2018年からの日足比較:S&P500(SPX), VEA(米国以外先進国), VWO(新興国)

12/17から崩れ始めていた公益株だが、今日は-4%を超える下げを見せ、一時は9月後半の安値に迫った。生活必需-2.8%、不動産-3.6%、ヘルスケアは-2.3%と、ディフェンシブ銘柄の売りが目立ち、まさにリスクオフといった相場になってきた。

公益セクター日足(XLU)

FOMCの失敗だけで終わる可能性があった相場に、ムニューシンとトランプがガソリンをぶっかけ浴びせ、収拾がつかなくなりつつある。政府機関の閉鎖が解かれれば多少の反発材料になるだろうか、それだけで鎮火するとも思えない。ムニューシンやパウエルの更迭や辞任などでさらなる市場混乱が起きなければ良いが。

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・当ブログの内容は筆者の調査に基づいておりますが、正当性を保証するものではありません。
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2018/12/21 米国市場雑感

S&P500日足

S&P500は-2.06%の2416.58。

寄付はNY連銀総裁によるFOMCの火消しコメントで大きく反発、一時2500を奪還したが直ぐに失速。一部政府機関閉鎖を辞さない覚悟を示すトランプ砲も手伝って反落し、以後2440付近で揉み合い。引け前になり売られ始め、米中貿易絡みのヘッドラインも手伝って2408をつけた。2017年7-8月のレンジ下限2507が意識されたか、引け前は若干買い戻される。

9日連続の陰線のクリスマスセール。米国でも追証が話題に上がり始めた。 FAANGを始めとしたテック系のNASDAQ主要銘柄の下げが凄まじく、NAS100は-4%を超えて下げる投げ売り祭り。

PCRは急騰し、終値では2010年以来、最高値でも2011年以来の歴史的な水準。VIXを30超えた。直近の下落目標となる2417-2405帯に挑戦したことで、そろそろリバウンドが望めそうな頃合になってきた。とはいえ、FOMCで市場を気にする必要のなくなった大統領が政府機関の長期閉鎖も辞さないコメントを出すなど、休日中にどんな売りネタが出てくるか分からず、予断は命取りか。今のような弱気相場では、どんな湿気った売りネタでも燃え上がってしまいやすい。

PCR週足
PCR週足(最高値)

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2018/12/20 米国市場雑感

S&P500日足

S&P500は-1.58%の2467.41。

寄付から2488付近での攻防。早々に失陥してからはじり下げで、一時2450を割って2441をつける。反発するもレジスタンスとなった2488を破れず反落。引けも買いの勢いなく弱かった。12/17から日足でバンドウォークが続いている上に、10月高値を目安にしたチャネルラインを下抜いてしまい、底が見えない。

Fed ”Push”により底なしになりつつある米国株。2017年後半に揉み合ったレンジの上端、2488を失陥して市場は混乱の様相を呈し始めた。VIXは一時30を超える上昇をみせ、PCRは2007年12月に匹敵する高さで引け。最高値は2018年2月には及ばないものの、4月以降では最高値をつけている。

明日はクリスマスを前にして、ショートカバーの手仕舞いで下げ止まるのか、ロングの手仕舞いで更に売り込まれるのか。いずれにせよ、年末までの相場の流れを決めてしまいそうな気がする。

VIX日足
PCR月足(終値)
PCR日足(最高値)

底を打ったかと言われると微妙な価格帯で、2017年後半のレンジ帯に入ってしまった以上、2405-2417のレンジ下限に挑戦する可能性は否定できないし、挑戦してもらった方が底感がある。出来高を見ると2420寄り下は出来高が少なく、2417を割ると2380付近まではするするっと落ちて行きそうだ。

S&P500週足

2417を割った場合の下値の目安は2320付近。ここには2011年頃から続く上昇トレンドラインがあり、また、1月と10月のダブルヘッドからの下落幅としても収まりのよい値域。 流石にここを割ってしまうほど、まだ経済状況は悪くないと思うのだが。

小型株の地合はより悪く、RUSSEL2000は2017年のレンジ下限を既に突破し、2016年11月の下限まで下落している。今日は下げ止まったが、ここより下はあまり明確なサポートがなく、割られると2011年から続く長期のトレンドラインまでの下落が視野に入ってくる。

RUSSEL2000週足

結果論として、少なくとも市場との対話という意味では、パウエル議長会見は大失敗だった。2019年度の利上げ休止を視野に入れているような観測記事を出したり、FRBに近い要人が同様の発言をしたり、議長自身が”中立金利に近い”と言及したりと、市場と対話する姿勢を見せていただけに、昨晩の市場に対する冷淡ささえ見える会見のインパクトは強く、多くの不信を買う結果なった。

正直、今回のFOMCに対する市場の期待は行き過ぎていたように思うが、それを放置したままあの会見に至ったのは手落ちだろう。市場との意識齟齬を解消せず、FRBが単独で突っ走る可能性を市場に植え付けてしまった。

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2018/12/19 米国市場雑感

S&P500日足

S&P500は-1.54%の2506.96。

市場の期待よりも鷹派だったFOMCを受けて急落。2500を割って一時は2017年9月の安値に迫る2488をつけた。急勾配のトレンドラインに跳ね返されて直近安値を割る7営業日連続の陰線。引け前はショートカバーで買われ2500を回復したが、2530付近を明確に突破したのは大きい。2488を割った場合、次のサポートは2420付近となり、最近の値幅ならば2400タッチも視野に入ってくる。なお、ザラ場後の時間外は再び売られている。

ストキャスティクスとRCI短期線は売られ過ぎラインで張り付き。両者売られ過ぎ圏外に出るまで買いは手出し無用だろう。ベアマーケットはこれらの指標は下に張り付きやすい。RSIも売られすぎの水準に入ってきた。

S&P500の下落幅に対して、VIXの上昇はそれ程でもなかった。プットコールレシオの終値は12/14を上回ったが、最高値は更新していない。少なくとも市場はそれ程混乱に陥らず理性的に下げているように感じる。裏を返せば、市場が混乱するような下げがあるとするなら、まだまだこれからと言える。明日が月次オプションの締め日であることも関係しているかもしれない。

VIX日足
PCR最高値

米10年債利回りの急落も激しく、2年債利回りとの差が再度縮まり始めた。逆イールドが近くなると、それを材料にした急落が予想されるため注意を要する。市場は下目線になっているので、少しの売り材料でも大きく動く可能性が高い。

米10年債と2年債の利回り差

なお、小型株は2016年後半~2017年前半に揉んでいたレンジの下端を試すような位置まで下落しており、こちらも一つの節目を迎えようとしている。

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2018/12/18 米国市場雑感

S&P500は+0.01%の2546.16。

FOMC前とあっては値が動かず、時間足のトレンドライン付近で揉んでいたが、後場はトレンドラインに跳ね返される形で崩れ昨日安値を2528に更新。しかし、引け前はショートカバーで値を戻す。昨日と同じような流れ。ただ、昨日と異なり時間外の戻りは鈍く、寧ろ売り込まれる展開になっている。

ストキャスティクスやRCI短期線、RSIは売りにお腹いっぱいといった状態。下降トレンドラインは維持されているものの、2月安値付近で昨日今日と反発したことから、下値はそれ程軽くなさそうである。

とはいえ、明日以降の短期的な流れは良くも悪くもFOMCがさらっていくだろう。12月の利上げが行われるのか否か、また、来年度の利上げ見込みが市場の期待と一致するか否か。上にも下にも極端に値が動く可能性がある。

ただ、FOMCでポジティブサプライズがあったとしても、景気減速への懸念が拭える訳ではなく、週足が崩れている状況が直ぐに変わるとも思えない。2700を超えて週足が雲の上に戻らないうちは、素直に戻り売り狙いで良いのではなかろうか。

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2018/12/17 米国市場雑感

S&P500は-2.08%の2545.94。

寄付から売り強く安値更新。一時反発したものの、前日終値付近がレジスタンスとなり反落。下降チャネルブレイクし、一時2月安値を下回る2530をつけた。引けはショートカバーで買われ若干値を戻した。

ストキャスは反発失敗で売られ過ぎ圏内へ。RCI短期線は-70とギリギリ圏外。RSIは31と低水準に落ち込んでいる。MACDは頭を垂れてしまい、より下を目指す展開になるか。FOMCを前に2月安値を割ったのでやりきった感はあり、FOMCに向けて一時反発する流れもあるかもしれない。

FOMCでは観測記事が出た通り、来年度の利上げ見通しを引き下げる可能性がある。これは一時的に株価を押し上げる要因になるかもしれないが、市場にとって期待外れに終わり反落のシナリオもあるので、今回のFOMCはロングを握っていればいいという訳にもいかなそうだ。

Fed Watchの12月利上げ確立は70%台前半と、前評判でほぼ確実視されていたことを考えるとこの時期に及んで低い見通しになっていることも気に掛かる。

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2018/12/14 米国市場雑感

S&P500日足

S&P500は-1.91%の2599.95。

日本株を筆頭に全世界の指数が下げた一日。窓を開けて下から始まり、小幅ながら時間足全て陰線でジリジリ下げる展開となった。安値割れにはならなかったが、ローソク足の実体としては直近最安値更新。日足は急傾斜の下降トレンド継続。当面は12月高値を意識した下降チャネルというより、20MAに頭を押さえられた下降トレンドとみた方が良いか。

S&P500時間足

ストキャスティクスは反発失敗。RCIの短期線は上向き始めたものの、MACDやRSIは頭を垂れている。仮に反発下としても、時間足の雲が2640-2680というレジスタンスが多い値域に居座っているため、上値は重たそう。また、PRCの終値は直近高値を更新したものの、最高値はまだ先週後半の値に達しておらず、もう一段の下げがあってもおかしくない。

PCR
PRC最高値

 注意したいのは、雲を下抜いたまま引けた週足。リバウンドが丁度雲の上端付近で弾かれ、この週は一度も雲の上端に出られなかった。過去、週足が雲を下抜くと、更に下を掘って下げることが多く、2月安値を意識した下げに注意したいところ。雲が2650-2700というレジスタンスの多い値域にあるため、反発したとしても上値は重たそうだ。RUSSEL2000は先んじて安値を更新している。

S&P500週足

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2018/12/13 米国市場雑感

S&P500日足

S&P500は-0.02%の2650.54。

値を荒らすようなヘッドラインがなく、凪いだ相場。最近の相場では実感の湧かなかった年の瀬を感じさせてくれる。ほぼ寄天で下げた後、2640付近で揉み合っていたが、引け前に買われて値を戻した。

RCI短期線は上向いたものの、先に反発の流れを見せたストキャスティクスは弱い。引けに買われる強さはあったものの、時間足の雲に頭を押さえられており、明日以降、雲が分厚くなることを考えると上値は重たそう。

S&P500時間足

S&P500やNASDAQの指数は凪いでいたが、RUSSEL2000は-1.5%と下落しており、何かしらのヘッドラインがあれば安値更新も視野に入ってきている。小型株が弱い状況は一貫して続いており、S&P500やNASDAQが反発しても、現状では元の強い相場に戻ることは考え難い。

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2018/12/12 米国市場雑感

S&P500日足

S&P500は+0.54%の2651.07。

昨日同様、寄付から高く2670-2680帯のレジスタンスにアプローチ。一時は突破し2685の高値をつけたものの反落し、長い上髭の陰線引け。

ストキャスティクス31、RCI短期線-78で下降チャネルの中の相場とみるならば、ストキャスティクス80付近まで短期的な反発を考えたいところ。ただ、今日は時間足の雲に頭を押さえられたような形で反落しており、明日以降は雲が厚くなるので上値はより重たくなるか。2695付近まで上げられると、市場の雰囲気は変わってきそう。

英保守党の不信任投票を見据えてリスク回避で売りが出たとも考えられるが、信任の結果が出た後、最終的に時間外は下げている。

S&P500時間足

ちなみに、最近はS&P500よりNASDAQの方が元気が良い。安値を切り上げて逆三尊が見えており、今日は上髭の陰線引けだが、7090のレジスタンスがワークして引けている。MACDやRSIがダイバージェンスしており、S&P500と比べると幸先良さそう。逆三尊ならず、直近の相場は単なるベアフラッグという可能性もあるが。

2018/12/11 米国市場雑感


S&P500日足

S&P500は-0.04%の2636.78。

ヘッドラインで荒れた相場。

ポジティブな米中貿易のヘッドラインで+1%超えでの寄付。しかし、2670-2680の強固なレジスタンス帯の手前とあっては伸び悩み、戻り売りに合わせるようにBrexitや米政府機関閉鎖絡みのヘッドラインが出て売りが加速。マイ転するも12/7安値が意識され2621から反転。トランプ砲など手伝って2657まで戻したが引け前は大きく売られ、結局マイナス。

ストキャスティクスは伸び悩み反発ラリー突入失敗が視野。RCI短期線はまだギリギリ売られ過ぎ圏内に足らず。そろそろ反発ラリーが期待できそうな頃合だが、引け前の2657から2636まで一気に下げる動きを見るに、下降チャネルの上を目指してラリーするような雰囲気ではなさそう。2620-2670間で暫く揉み合う流れだろうか。

S&P500時間足

S&P500現物の時間足は、2670付近をネックラインとした逆三尊に近い形になっており、2670-2780のレジスタンス帯に力が溜まってきている。他方、新しい下降トレンドラインが意識され戻り売りされており、下降トレンドは継続中。

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